生活者ワークショップ
第3回「個人の生活と家族の生活」
日時 | 2003年9月6日(土) 13:30 – 16:30 |
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場所 | 白雲館(近江八幡市) |
参加者 | 12名(テキスト参加4名 |
■ プログラム
- “私の一日”の紹介(1時間半)
- グループまとめ(30分)
- 発表・全体まとめ(15分)
■ 自己紹介
→”ナチュラルライフ with SOHO” 日の出とともに起床、農作業ではじまる一日
(多くの人の共感を呼んでいました。)
→隣人は、こうるさくない人がいい!自由な時間がほしい!
(人間関係についてはいろいろ論議がありました。でも多様性を大切にすることが原則でしょうか)
→集団での子育てで助け合えるといいなあ。
毎日どこかで宴会があると、ごはんつくるのが合理的。
(30人が宴会に参加してれば、一ヶ月に一回しかごはんつくらなくてもいい??)
→生き生き役立ちたいという思いとともに、庵でひっそり暮らしたいという思いもあり。
(今回はアクティブな暮らしのほうをお話いただきました)
→仕事も遊びもよくばりに、”4勤3休”が理想かなあ。
(”ゆずれない”外部とのアクセスは、出張、旅行のほか、電話・インターネットなどもあがっていました)
→祭りなど無形のものを大切にする心意気を大事にしたい。
住んでほしい人は、芸術センスのある人、モノ作りの人
(この人たちが住みたくなるように、ギャラリー、工房をつくりたい。)
→酒の好きな人、障害者を嫌わない人、ルールを守れる人に住んでほしい。
(”酒好きな人”は加藤さんの宴会アイデアにつながるところ)
→太陽光で地球にやさしい暮らし、子供が中心のコミュニティ。
がまんしないいい関係をつくっていたい。
→ファームで農作業、雨の日は映画大会。
ごはんは誰かが作ってくれるように仕組んであります。
→子供の視点で、エコ村の子がいじめられないように、ちゃんと子供も誇りを持って住める村にしたい。学校の先生が住んでいるとつよい味方なんだけど。
(外とつながってないと、エコ村の子供はいじめられる?)
→息子の少年野球にひっぱりまわされてきたが、そろそろ自分の時間がほしい…。
→豊かな自然はゆずれない。
てまひまかけた暮らしのためには素材やさんや、リサイクル家具屋さんがあるといいな。
■ まとめ
<これだけはゆずれない>
仕事が忙しいという現実はありながらも、
- 自然な暮らしがしたい
- ある程度プライバシーとのバランスが大切
- コミュニティ内の暮らし、外の暮らし
→通勤、通学、買い物など移動手段が重要という話に発展 - 学び
→家事の分担で時間ができることが前提になるのでは?
家事は教育にもつながるなどの話もでました。
ゆずれないものを3つにまとめるとしたら
- 人間関係…人間同志のつきあいがしたい
- 自然環境…環境負荷を出す暮らしをしたくない
- 生活をもっと充実したい
でしょうか。(仁連先生)
<とくいなこと>
コミュニティをつなぐ人柄のようなことから個人の趣味・技術などさまざま。
両者の間にあること(福祉など)がビジネスになっていくのかもしれない。
ここででてきたことは、
- ・こんなふうに助け合いができる
- ・こんなことがビジネスになるのでは
- ・エコ村の自営業的な部分はどうなるのか
のヒントになるのではないか。
完結できるものは村の中でして、外との関係もつくっていきましょう。
コミュニティビジネスはもうからなくていいけど
→正当な対価(お金でなくても)・自己実現・コミュニティの課題の解決
が達成されれば成り立つ
条件整備は必要
時代のニーズに合った部分はビジネスとして浮かび上がってくる
<住んでほしい人>
人格的なことと、趣味・職業の二つにわけられる。
→キーワード
生活に必要なもの(村にこういうものがあるといい)から
- 生活資源…散髪や、クリーニングや
- 医療福祉…子育て、介護
- 農…畑の達人
- ものづくり…職人・リサイクル家具や←道具が必要、荒物屋も忘れずに。
- 食…ごはんつくってくれる人、酒好きな人
「流通」は?
配達やさん
小舟木は資源が少なそうなので、資源を運ぶことがビジネスになる
→バイオマスのネックは輸送
→廃棄物と食品一緒に運べれば(法律では不可)合理的
■ 最後に
最後に、エネルギーワークショップの笠松さんから
冷蔵庫の電力が無駄なんじゃないか、という問題提起。
(家庭消費電力の17%)
- 自然の保存方法を利用すればもっと小さい冷蔵庫でよいはず
- 毎日どこかの家で宴会すれば合理的では?
- 家の前に店があれば買いだめしなくていい。
- 氷冷蔵庫はどうなの?
- 一人暮らしだと使い切れないので逆に大きな冷蔵庫が要る
→共同冷蔵庫は?
(文責 本郷智子)